急に「システムの要件定義をしてください」と言われたら、多くの人が思考停止します。
システムは”あれや”、”これや”、出来る事が沢山ありすぎて、一体何を定義すれば良いのか分からなくなります。
それは、システムの本質を理解していないからです。
実はすごく単純です。
システムの本質は、データに対するCRUD(※1)
※1:
C:データの登録
R:データの読込
U:データの更新
D:データの削除
これだけです。PaaS、SaaS、IaaS、DX、AI等、横文字が並んで何かシステムは壮大な物なのではないかと、錯覚してしまいますが、本質は極めてシンプルでデータを操作しているに過ぎません。
その為、注目すべきは「データ」です。
システムでどんなデータを管理したいのか?
これが整理出来れば、後は、
- どうやってデータを登録するのか?
- どうやってデータを読込むのか(検索するのか)?
- どうやってデータを更新するのか?
- どうやってデータを削除するのか?
これが整理出来れば、システムの要件定義は終わりです。
例えば、AMAZONでも楽天でも、管理している主要なデータは「商品」で、業務を通じてデータを操作しているに過ぎません。
- 商品を仕入れる ⇒ 商品データの登録
- 商品を検索する ⇒ 商品データの検索
- 商品を売る ⇒ 商品データの更新(商品在庫数の変更)
- 商品の扱いを止める ⇒ 商品データの削除
システムの本質はデータに対するCRUDの為、データが整理出来れば、システムの骨格が出来上がります。
次回は、データの整理方法について、説明していきたいと思います。


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