山ってさ、人生と同じだね。
少し道を踏み外すと死んじゃうんだよ。
だけどさ、その事に気が付かないんだよね。俺らはさ。
そしてさ、人生っていう道を、舗装するんだよ。
危険が無いように。アスファルトでね。
何処を見ても変わり映えの無い道にね。
山道と舗装路両方歩いたよ。
断然山道の方が楽しかった。死と隣り合わせだし、目まぐるしく景色が変わってさ。
どんどん障害物が出てきて。
それを乗り越えて。
めちゃめちゃ楽しかったよ。
生きている事を実感したよ。
それに比べて、アスファルトの道は全然楽しくなかったよ。
危険なものは全て取り除かれてさ。まっ平でさ。
危険と言えば、車ぐらいだよね。人間が作り出したさ。( ´艸`)
そして、アスファルトの上を歩くのは、ほんのわずかなに間でも、すげー長い時間に感じてさ。
詰まんないんだよ。何もなくて、何も変わり映えしなくて。どこまでも同じで。先が見えていてさ。
この道を進めば必ず目的地に着いてしまうからさ。
詰まんないよ。
息が詰まるしさ、まだまだ、この変わり映えしない道が続くのかって思うとさ。
だから人は乗り物に乗って、ワープしたくなるんだろうね。
乗り物の為に道を舗装したのかもしれないけど、逆に舗装されてしまったからこそ、乗り物に乗って、退屈から逃げ出したくなったのかもしれないね。
今の社会に似ているね。そしてさ、サラリーマン人生に似ているね。( ´艸`)
俺はさ、人はさ、山道を歩いていかないと行けないと思うよ。それが人本来の人生だよ。

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